2016年04月05日

webの辰人

たちの悪いウィルスが流行ってます。ご注意

たちの悪いウィルスといえば、「インフルエンザ」や「ノロウィルス」でしょうか。
実は3月に両方に立て続けに感染してしましました。

ただ、今回の話は、それではありません。バーチャル世界のウィルス。「コンピューターウィルス」です。


昔はコンピュータウィルスといえば、コンピュータをフリーズさせたり、変な画像?を表示させたりと、愉快犯的な手口が多くありましたが、
最近のウィルスは、よりリアルな犯罪に近づいています。

その中で最近特に話題となっているのが、ランサムウェアというものです。
ランサムとは「身代金」。
その名の通り、ランサムウェアとは、「身代金」を要求するコンピュータウィルスの一種です。
その被害総額は、一説には6000億円を超えるともいわれています。


リアル世界の犯罪では人を誘拐したりして「身代金」を要求しますが、
ランサムウェアが暗躍するバーチャルの世界(PCの世界)では、人ではなく、データを誘拐します。


その手口としては、
① 感染したパソコンやスマホなどのファイルを勝手に暗号化することによって、それを使用不能にする
② それを元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求する
といったものです。
セキュリティソフトなどでランサムウェアを駆除しても、ファイル自体は暗号化されたままなので、
大事なファイルを復旧する為ならと泣き寝入りするパターンも多く、実際の被害はわかっているよりも大きいと思われます。


対策ですが、一般的なウィルスと同じように、
 ① セキュリティ対策ソフトをいれる(もちろん、つねにアップデートしておく)
 ② OSやアプリなどを最新の状態に保つ
 ③ 不審なメールの添付ファイルやリンクを開かない
 ④ 定期的にデータをDVDなど、その他媒体にバックアップする
といったことが、重要になってきます。


万が一感染しても「身代金」は払ってはいけないと言いますが、
とはいえ、自分自身がその被害にあった場合、数万円で解決できるのであれば・・と考えてしまいそうで、とても怖いです。