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BASE・STORES・Shopifyの違い|自社に合うECカートの選び方(記事タイトルを焼き込んだアイキャッチ画像)

BASE・STORES・Shopifyの違い|自社に合うECカートの選び方

更新日: 2026年08月01日

モールに出さず自社のネットショップを持つと決めた次に、必ずぶつかるのが「BASE・STORES・Shopify、どれで作るのか」という分岐です。名前は知っていても、何がどう違うのかを発注側の言葉で説明した情報は意外と少なく、しかも手数料や機能は各社とも改定が多いため、古い記事のまま判断すると事実とズレます。この記事は2026年7月29日時点の各社公式ページを一次情報として、費用・拡張性・乗り換えやすさの3点を、月商と商品数という自社の数字に紐づけて選べる形に整理します。福岡でECサイトの制作・リニューアルを手がける立場から、発注前に自分で計算・確認できる手順まで示します。

結論(先に要点):どれか1つが万能ということはありません。月商が小さいうちは月額固定費が0円のカート(BASEスタンダード/STORESフリー)が有利で、商品数・外部連携・独自機能が増えるほど、月額を払って手数料を下げられる/機能を足せるカート(BASEグロース・STORESスタンダード・Shopify・独自構築)に分があります。判断軸は「どれが一番高機能か」ではなく「自社の月商・商品数・決済手段・将来足したい機能で、どこが一番安く伸ばせるか」です。手数料は改定されるので、必ず各公式ページで“閲覧時点の値”を確認してください。

どのECカートを選べばいいか(向き不向きを先に)

先に向き不向きの目安を置きます。以下は2026年7月29日時点の各社公式料金ページに基づく整理で、金額・率は改定されうるため最終判断は必ず公式で確認してください。

カート 月額固定費(目安) 決済まわりの手数料(目安) 向いている場面
BASE スタンダード 0円 決済3.6%+40円+サービス3%(実質約6.6%+40円/注文) まず小さく始めたい・月商が読めない
BASE グロース 16,580円(年払い月額換算/月払い19,980円) 決済2.9%・サービス0円 売上が乗ってきて手数料を下げたい
STORES フリー 0円 決済5.5%〜 初期費用ゼロで試したい
STORES スタンダード 3,300円(税込・年間契約/月額契約3,960円) 決済3.6%〜 月商が上がり手数料を抑えたい
Shopify Basic 3,650円 Shopifyペイメント標準3.55%(外部決済は別途取引手数料2%) 拡張性・外部連携を重視する

出典:Shopify 料金プラン(日本)BASE 料金・手数料STORES ネットショップ 料金プラン(いずれも2026年7月29日閲覧)。

※「決済手数料」はカード決済などで売上から差し引かれる率、「サービス手数料」はBASE独自にかかる別枠の率、「月額固定費」は売上に関わらず毎月かかる固定額です。ここが各社で組み合わせ方が違うため、単純な率の大小だけでは比べられません。

この見出しの持ち帰り:まず「想定月商」と「商品点数」を紙に1行で書き出してください(例:月商30万円・商品50点)。この2つが決まらないと、以下のどの比較も自分の数字に落とせません。

費用構造の違い:固定費と手数料のトレードオフ

要点:3社の費用差は、突き詰めると「月額固定費を払うか、1注文あたりの手数料を高く払うか」のトレードオフに集約されます。月商が小さいうちは固定費0円が有利、伸びると固定費を払って手数料を下げるプランが総額で有利になります。分岐点は「月商×手数料の差 vs 月額固定費」で自分で計算できます。

固定費0円のプラン(BASEスタンダード・STORESフリー)は、売れなくても損が出ないかわりに1注文あたりの手数料が高めです。BASEスタンダードは決済手数料3.6%+40円にサービス手数料3%が上乗せされ、実質で約6.6%+40円/注文になります(BASE 料金・手数料、2026年7月29日閲覧)。STORESフリーは決済手数料5.5%〜です(STORES 料金プラン、2026年7月29日閲覧)。

一方、月額を払うプラン(BASEグロース・STORESスタンダード・Shopify)は手数料が下がります。BASEグロースは月額16,580円(年払い月額換算・月払いは19,980円)で決済手数料2.9%・サービス手数料0円、STORESスタンダードは月額3,300円(税込・年間契約)で決済手数料3.6%〜、Shopify Basicは月額3,650円でShopifyペイメント標準3.55%です(各公式、2026年7月29日閲覧)。

損益分岐は自分で計算できる

例として、BASEの2プランを月商で比べます(2026年7月29日時点の公式値を使用。注文単価による端数は簡略化した概算です)。

  • スタンダード(月0円):手数料 ≒ 月商×6.6%(+40円×注文数)
  • グロース(月16,580円):手数料 ≒ 月商×2.9%+16,580円

月商30万円・注文50件なら、スタンダードは約19,800円+2,000円=約21,800円、グロースは約8,700円+16,580円=約25,280円で、この規模ではスタンダードが安く済みます。手数料差(約3.7%)が月額16,580円を上回るのはおおむね月商45万円前後からで、そこを超えるとグロースが逆転します。同じ考え方でSTORESフリーとスタンダード、Shopifyの各プランも比較できます。

この見出しの持ち帰り:各社の公式料金ページを開き、自分の想定月商で「月額固定費+(月商×手数料率)」を1年分ざっくり計算し、横並びで総額を比べてください。率は変わるので、必ず“閲覧した日付時点の公式値”でやり直せるようにメモしておきます。

拡張性とデザインの自由度

要点:始めやすさと引き換えに、独自機能を足せる範囲は各社で差があります。テンプレートの範囲で足りるなら固定費の低いカートで十分ですが、定期購入・多言語・在庫連携・外部システム連携などを見込むなら、拡張性のあるカート(Shopify)や独自構築に分があります。

BASEとSTORESは、テンプレートと拡張機能(アプリ/Apps)を組み合わせて作る設計で、専門知識がなくても短期間で公開できるのが強みです。BASEはスタンダードとグロースで使える機能が同じで、料金プランは機能差ではなく「固定費と手数料のバランス」の違いとして随時切り替えられます(BASE 料金・手数料、2026年7月29日閲覧)。一方Shopifyは、月額が固定費型で決済料率が低く、アプリや外部サービスとの連携の幅が広いことが特徴です。ただしShopifyペイメント以外の外部決済を使うと、プランごとに追加の取引手数料(Basicで2%など)が乗る点は見落とされがちです(Shopify 料金プラン、2026年7月29日閲覧)。

どこまでを標準機能・アプリでまかない、どこからを個別開発にするかは要件次第です。テンプレートやアプリで実現できない独自要件(自社基幹との連携、複雑な受注フロー、独自の会員設計など)が中心になるほど、プログラムレベルの実装を含むフルスクラッチや、Shopifyのカスタム開発の検討価値が出てきます。福岡でのECの新規構築からリプレイスまでを扱うAliveCastのECサイト制作・リニューアルでも、標準カートで足りるのか独自実装が要るのかは、この「将来足したい機能」の棚卸しから逆算しています。

この見出しの持ち帰り:将来足したい機能(定期購入・多言語・在庫連携・POS/基幹連携など)を箇条書きにし、それが各カートのテンプレート+アプリの範囲で実現できるか、個別開発が要るかを1つずつ判定してください。

あとで乗り換えられるか(データとURLの引き継ぎ)

要点:ECカートはあとで乗り換えられます。ただしコストは主に3つ――(a)商品データの移行、(b)顧客・注文データの引き継ぎ、(c)URLが変わることによる検索評価のリセット――に集中します。特にURLの設計を軽視すると、リニューアル後に売上が落ちる典型的な事故につながります。

カートを変えると、商品ページや会員情報を新環境へ移す作業が発生します。商品データはCSVなどで移せる場合が多い一方、顧客・注文の履歴は移行範囲がサービスや契約条件で変わります。そして見落とされやすいのがURLです。カートを変えるとページのURL体系が変わることがあり、旧URLから新URLへの転送(リダイレクト)を設計しないと、これまで検索やAI検索で積み上げた評価がリセットされ、アクセスと売上が落ちます。

これは実際の検索需要にも表れています。Google Search Consoleで観測している検索クエリには「ECサイト リニューアル」や「ECサイト リニューアル後 売上落ちた」といった語が実在し、リニューアル・移行の失敗が読者のリアルな悩みであることがわかります。AliveCastのECは新規構築からリプレイス(リニューアル)まで対応し、既存ECからの商品データ移行・リダイレクト設定・独自ドメインの引き継ぎに対応する立場ですが、乗り換え時の売上維持の肝はまさにこのURL維持とリダイレクトの設計にあります。福岡でECのリニューアルを検討する際の考え方はAliveCastのECサイト制作・リニューアルのページでも触れています。

この見出しの持ち帰り:乗り換えを少しでも視野に入れるなら、発注時に「商品データ」「顧客・注文データ」「現行URL(とリダイレクト)」の3つについて、どこまで引き継げるのかを必ず確認してください。

規模別の目安(月商が小さいうち/伸びてきたとき)

要点:規模で最適解は動きます。月商が小さく商品数も少ないうちは固定費0円のカートでリスクを抑え、月商が上がって手数料負担が固定費を上回ってきたら、有料プランや拡張性のあるカートへ段階的に移すのが基本です。

立ち上げ期は、売れる保証がないのに固定費を払うより、BASEスタンダードやSTORESフリーで初期リスクを抑えるのが合理的です。売上が伸びて1注文あたりの手数料の総額が月額固定費を上回り始めたら、BASEグロースやSTORESスタンダードへ切り替え、手数料率を下げる段階に入ります。さらに商品数・外部連携・独自機能が増え、テンプレートの範囲で窮屈になってきたら、Shopifyや独自構築で「伸ばすための土台」に投資する、という順番です。

BASEのように機能そのままでプランだけ切り替えられる設計は、この段階移行と相性が良いです。逆に、最初から独自要件が多いと分かっているなら、途中の乗り換えコスト(前章のデータ・URL移行)を先払いしてでも、最初から拡張性のある構成で始めたほうが総コストが下がることもあります。どちらが得かは、想定成長カーブと将来機能の量で変わります。

この見出しの持ち帰り:「いまの月商」だけでなく「1年後に見込む月商・商品数・注文数」も書き出し、その将来値でもう一度費用計算をしてください。今のベストと1年後のベストが違うなら、乗り換え前提で最初のカートを選ぶ判断になります。

よくある質問

BASE・STORES・Shopifyの一番の違いは?

費用構造と拡張性です。BASEスタンダードとSTORESフリーは月額0円で手数料が高め、BASEグロース・STORESスタンダード・Shopifyは月額を払って手数料を下げる型です。Shopifyは拡張性と外部連携の幅が広い一方、外部決済利用時は追加の取引手数料が乗ります(各公式、2026年7月29日閲覧)。

ネットショップ開業で最初に選ぶべきカートは?

一概には決まりません。月商が小さく商品数も少ないうちは固定費0円のBASEスタンダードやSTORESフリーが有利で、商品数・外部連携・独自機能が増えるほど拡張性のあるShopifyや独自構築に分があります。まず想定月商と商品点数を書き出してから選ぶのが確実です。

あとから別のECカートに乗り換えられる?

乗り換えられます。ただしコストは主に商品データの移行、顧客・注文データの引き継ぎ、URL変更による検索評価のリセットに集中します。特に旧URLから新URLへのリダイレクト設計を怠ると、リニューアル後に売上が落ちる原因になります。

手数料が安いのはどのカート?

月商によって変わります。固定費0円のプランは手数料率が高く、月額を払うプランは手数料率が低いため、「月額固定費+月商×手数料率」で総額を計算しないと安さは比較できません。率は改定されるので、判断時に各公式ページで最新値を確認してください。

福岡でECサイトの制作・リニューアルを相談できる?

できます。AliveCastは福岡でECの新規構築からリプレイス(リニューアル)まで対応し、既存ECからの商品データ移行・リダイレクト設定・独自ドメインの引き継ぎに対応しています。費用は規模や実装する機能によって幅が出るため、要件を整理したうえでお見積りします。

まとめ:自社の数字で選ぶ

ECカート選びは「どれが高機能か」ではなく「自社の月商・商品数・決済手段・将来機能で、どこが安く伸ばせるか」で決まります。手数料や機能は改定が多いため、この記事の数値もすべて2026年7月29日時点の公式値です。判断の際は必ずShopifyBASESTORESの各公式ページで最新の料金を確認してください。

自社の要件でどのカートが適しているか、あるいは乗り換え・独自構築が必要かの整理でお困りの場合は、お問い合わせください。福岡でのEC制作・リニューアルの前提整理からご相談いただけます。

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