制作ノウハウ 構造化データとは
2019年02月21日
構造化データとは
こんにちは。
今回は、SEOに間接的に関係しているであろう、検索エンジンクローラーとの対話に必要な、構造化データについてお話します。
ちょっと専門的な内容になってしまいますが、覚えておいてそんはないですよ。
構造化データとは
構造化データとは、ホームページ上の記事・ページ内の文章や単語に対して、情報や意味をメタデータとして持たせる仕組みをいいます。
これにより検索ロボット・クローラーの内容解釈を容易にし、
ユーザーにとってより有用な検索結果を、
検索エンジンは提供できるようになります。
クローラーの内容解釈
AliveCast(Engineer)
私たちヒトがこの文字列を見た際に解釈できるものとして、
アルファベット、AliveCastという人名?社名?といったことが挙げられます。
Googleをはじめとする検索エンジンのクローラーも、
優秀なAI(人工知能)を裏で動かしていますので、
上記のようなヒト同等の解釈はできます。
しかし、実際に人名であるか肩書きであるか、
これらは確かなものではありません。
そこで、これらの情報・意味を
クローラーに伝える手段の一方法として、
構造化データが挙げ・られます。
構造化データを使うことのメリット
1.意味をクローラーに伝えられる
上述の通り文字列や画像がどのような意味を持っているのかを伝えることで、そのページには実際にどのようなデータがあるのか、
ユーザーにとってどんな有益な情報があるのか、これらを容易に把握することが可能となります。
ブログ記事であれば、誰が書いたか、どのような人物なのか、どのような事柄について書いてあるのか、製品であればどのような製品か、
地域であればどのような地域か、といった情報も書くことができます。
2.リッチスニペット検索結果に表示される
普段のGoogle検索などで目にする検索結果は、
・青文字のページ名とリンク
・サイト内容の短い文字列
等が表示されるかと思います。
しかし、これらだけではなく、
パンくずや画像といったデータが
表示されていることもあります。
これらの付加情報はリッチスニペットと呼ばれ、
その中でもパンくずを簡単に表示してくれることでも、
構造化データの存在は知られています。
これらもページ構造を示した構造化データにより
クローラーに伝えることが・できます。
実際に構造化データを使う
実際にこれらの構造化データを使うためには、
ページのマークアップを行う必要があります。
また、意味を紐づけるためのボキャブラリーについても
知っておく必要があります。
■ボキャブラリー
Google、Microsoft、Yahoo! などが
仕様策定に取り組むschema.orgというものがあります。
ここでの定義をもとにマークアップする方法が一般的です。
http://schema.org
■シンタックス
マークアップを行う際にシンタックスを選択できます。
・Microdata
・RDFa
・RFDa Lite
・JSON-LD
GoogleはJSON-LD形式を推奨していますので、実際にはJSON-LDでのマークアップを行いましょう。