制作ノウハウ 「文字フォント」について
2018年03月12日
「文字フォント」について
皆さんこんにちは。
アシスタントクリエイターの村本です。
伝わるデザインついて、瞬時に判断していくための内容を書き綴ります。
デザインや、レイアウトについて試行錯誤する際の基盤となる内容です。
今回は「文字フォント」についてです。
読者が読みやすさを判断するポイントは以下の3つです。
・可読性…文字の読みやすさ
・可視性…文字の目立ちやすさ
・判読性…文字の誤読のされにくさ
これらを踏まえてフォントを選ぶことが基本になります。
代表的な日本語フォントは明朝体とゴシック体ですね。
■明朝体
可読性が高く、長文でも目が疲れないため、新聞や記事などに使います。
伝統的で高級感がある印象を与えます。
■ゴシック体
可視性が高く、よく目立つため、プレゼン用の資料などに使います。
現代的でカジュアルな印象を与えます。
・正確に情報を伝える際は、飾りの少ない書式を選ぶことで判読性を重視した方が良いてす。
目立たせたい場合は、フォントの大きさ・太さ・色を変えて他の文字と区別させます。
・英字フォント(アルファベット)は、明朝体=セルフ体、ゴシック体=サンセルフと覚えおくと良いです。
また、少し余談になりますが、
全角のカッコと半角のカッコについて、どちらを使うか迷ったことはありませんか?
全角を、使うと余白が空きすぎるが、半角を使うと下にはみ出ている印象になります。
解決策として、
「全角文字のカッコを使用し、間隔を少し詰める」とキレイに見えます。
全ての文章にこれを対応させるのは大変かもしれませんが、特に見栄えが大事な箇所には対応した方が良いと思います。
このようにしないとキレイに表現てきないのには原因があります。
例①:東京オリンピック(2020年07年24日)
例②:東京オリンピック(2020年07年24日)
全角カッコは2バイトフォント(日本語など)の記号で、
1文字を表現する範囲が広く与えられているため、空きが広くなります(例①)。
半角カッコは1バイトフォントの記号で、
文字のベースラインが低く設定されている(アルファベットのg,j,p,q 基準)ため、
日本語に対して使用すると、下にはみ出した印象になります(例②)。
当然ですが、全角/半角が混在している文章やサイトはレイアウトが乱れて可読性が落ちます。
また、多種類のフォントを無暗に使用すると、全体の統一感がなく何が重要なのか伝わりません。
フォントを検索すると面白いデザインのものがたくさん出てきて、
ついつい選ぶのが楽しくなりますが…
フォント選びで迷った際には、冒頭にあげた3つのポイントをもう一度思い出して考えたいですね。