制作ノウハウ 制作イメージを伝えるには?デザインイメージを共有する方法について
2019年06月18日
制作イメージを伝えるには?デザインイメージを共有する方法について
「こういったサイトを作りたい」というイメージはあっても、なかなかそれを伝えるのは難しいものです。
「カッコよく」「かわいく」「優しい感じに」など言葉だけでイメージを伝えてしまうと、どうしても伝える側と受け取る側でイメージするものにギャップが出てきてしまいます。その人の経験や年齢、性別、好みなどによってイメージするものが異なってしまうためです。
しかし、制作物を依頼する場合はイメージの共有はとても大切です。イメージの共有できていないと、出来上がったデザインを何度も修正することになり、結果として納期も遅くなってしまいます。
では、どのようにイメージを伝えるのがいいでしょうか?
■参考にしたいサイトのURLを伝える
「こういったイメージ」というのは、具体的に参考になるものを共有いただくのが最も確実です。
弊社でも制作開始時には参考サイトのURLを2~3個ご連絡いただいています。
そうすることによって、デザインの方向性を決めやすくなってきます。
■イメージに近い画像、キーワードを共有する
「カッコよく」といっても男性が感じるカッコよさと、女性が感じるカッコよさはずいぶん違ってきます。
そのイメージをより具体的にするため、イメージに近い画像やキーワードを挙げていくのもイメージを共有するよい方法です。
イメージに近い画像やキーワードを共有いただけると「こういったカッコよさなのか」と方向性を確認した上で制作できます。
メールで画像を複数枚送付いただいたり、Power Pointなどにぺたぺた貼ったものを送付いただいたり、自分のお気に入りの写真を集めて共有できる「Pinterest」などのWebサービスを使うのもよいと思います。
■ターゲットやイメージに近い雑誌や広告などを共有する
雑誌や広告は、ターゲットの年齢や性別、取り扱う商品の価格帯などが明確になっているものが多いです。
そのターゲットに合わせたデザインや色使いがされているので、デザインテイストより具体的に共有するのに役立ちます。
■ターゲット、目的、ゴールを伝える
制作物には、ターゲットとなる人がいて、必ず目的やゴールがあります。
サイト全体はもちろん、ページごとにも画像一枚にも、なぜそうしたいのかを考えることは大切です。
そのため、デザイナーは見た目の美しさやカッコよさだけでなく、ターゲット、目的、ゴールを常に考えて制作をします。
例えば、バナーの修正を依頼する場合にも、ただ「文字をもう少し大きく」「赤で」など、それぞれのパーツについて具体的にご連絡いただける場合もあります。
その際「なぜそうしたいのか」「何のためなのか」まで共有いただけると、デザイナーがその理由をを理解した上でより良いデザインを提供することもできます。
イメージの共有を行うことで、お互いのイメージの違いをなくせるだけでなく、修正などで時間がかかってしまうこともなくしていけます。
少し手間に感じるかもしれませんが、ぜひ制作前にイメージの共有をしてみてください。