制作ノウハウ 機会損失
2017年04月17日
機会損失
この言葉は聞いたことはあるのではないかと思います。
たとえばワゴンに入っている商品を、店長より、本日売り切りなさいと目標設定をされたとします。客引きをしたあなたの努力のかいもあって、1時間で売り切ったとします。
店が閉まるときに店長へ「1時間で完売しました!」と誇らしげに報告したあなたは、なぜか店長より、怒られました。
目標を短時間で達成したのに、なぜ怒られたのか?
これが、機会損失です。倉庫にある商品をまたワゴンに追加したらまだ売れたかもしれません。
販売者が最善の意思決定をしないことにより、多くの利益を得る機会を逃すことで生じる損失のことを意味します。極端な値引きのように通常の損は数値に出ますが、機会損失は目に見えないのが厄介なところです。
機会損失はあらゆるところに潜んでいます。
①ターゲットがいないところで、一生懸命に営業活動をする
例としては、若者向けの商品を、年配の人へ営業活動をする
②お客様の都合を考えず、販売者の都合を優先する
例としては、通販ではクレジットカードを利用しなければ、いけないのに手数料が惜しいので 代引き販売のみで行い、多くのお客様を逃がす
③在庫を少ししか用意していなかった
例としては、店の近くで若者のイベントがあり、若者向けの商品がすぐに売り切れてしまった。
上記以外にもたくさんあると思います。
機会損失は、よく考えていない時に発生しやすいものです。間違いなく考えなくてはいけないのは、自社都合ではなく、お客様都合を考えていく姿勢が大事だと思います。
自社都合は、「そんなことやったことない」、「今まではこれでよかった」など思考が硬直しているときに発生しやすいものと思われます。
仕事は、お客様都合。自戒をこめて。