採用ブログ 【新卒】デザイナー採用担当が話す、ポートフォリオ充実のための作品制作の考え方
2022年09月26日
【新卒】デザイナー採用担当が話す、ポートフォリオ充実のための作品制作の考え方
こんにちは。AliveCast アシスタントクリエイターの西です!
?
突然ですがみなさん、タイポグラフィってご存知ですか?
タイポグラフィというのはもともと活版印刷における技術のことを指していたのですが、最近では時代の変遷とともに以下のことを指す言葉として用いられています。
?
①読みやすいフォント(文字の種類)で適切な位置に文字をレイアウトしていくこと
②文字で1つのデザインを作ること
?
西は最近上記①について学んでいるところです…。
?
というのも、Webデザインにおけるタイポグラフィというのは、ユーザーに対してかなりの影響力を持っていて、文字の選び方や並べ方などのレイアウト、字間・行間などの細かな調整ひとつでユーザビリティを左右してしまうことも多いです。
?
その背景・理由から、仕事がない空いた時間などで進んでタイポグラフィを学んでいます。
自分が働いている業界についての基礎知識はしっかりつけていきたいところです…。
?
ちなみに参考図書はこちらです。↓
?
オンスクリーン タイポグラフィ 事例と論説から考えるウェブの文字表現
?
Webサイトやデバイスにおけるタイポグラフィの大切さや、実際のタイポグラフィの考え方・作り方まで掲載されている素敵な書籍です。ぜひご検討ください!
さて今回は、ポートフォリオ充実のための作品制作の考え方について書いていきたいと思います。
この記事を書いている西自身もデザイン専門学校出身なのですが、学生当時にポートフォリオ制作でかなり後悔したことがあり、同じ悩みでつまずいている方もいるのかなと思い、書くことにしてみました。できるだけわかりやすいように書いていきますので、興味がありましたら見ていただけると幸いです!
目次
後悔しかない…。専門学校時代の失敗談
作品制作に取り掛かったタイミングの遅さ
作品のブラッシュアップ不足
?
狭き門を潜るために!就職した今だから言いたい、Web業界で良い反応がもらえる作品の制作方法
自己分析をしよう
Web業界でどんな作品が重視されるか考え、制作予定リストを作ろう
実際の制作に入ろう
?
制作しただけで終わっちゃいけない!ポートフォリオサイトを作ろう
?
まとめ
後悔しかない…。専門学校時代の失敗談
西自身もデザイン専門学校出身だとお話ししましたが、就職してデザイン業務等に携わっている自分からして、当時の就活に向けた作品制作には後悔がありまくってます(笑)
そこで、みなさまが同じ過ちをしないよう、西が陥ってしまった作品制作の落とし穴・後悔している点についてお伝えします。
◯作品制作に取り掛かったタイミングの遅さ
西の失敗は、作品制作のタイミングが遅かったことによる、応募・インターンのスロースタートです。
これはかなり痛感しました。西の就活がスタートしたのは2020年の12月、専門学校2年生の冬季休暇中でした。肝心な作品制作がスタートしたのは驚かれるかもしれませんが2021年の6月、専門学校3年生から。取り掛かるのがかなり遅かったです。
作品制作が遅かったことで、企業に応募するのも、インターンを希望して申し込むのも時期がかなり遅くなり、気付けば2021年9月。西はこの時期になって急いで作品制作を始めました。(本当に恥でしかないので真似しないように笑)
今考えてみると、もっと早く作品制作をしていれば、応募・インターンの時期も早まり、就活をスムーズに進めることができただろうし、何より心の余裕が持てることからの安心感が生まれていただろうし、と本当に後悔しています。
ちなみに、西の専門学校では3年制が通常だったのでまだ余裕がありましたが、通常の専門学校はわずか2年の間で作品の準備をしなければなりません。そのことも頭に入れて、ポートフォリオ制作に取り組んでほしいと心から思います。
◯作品自体のブラッシュアップ不足
一つ目の後悔と似ているかもしれません。
作品制作に取り掛かるのがかなり遅かったとお話ししましたが、その影響がかなり大きく、時短をして制作をしないといけなかったので、一つ一つの作品のクオリティがとてつもなく低くなってしまったんです。
具体的にどういうことかというと、コンセプトやワイヤー設計のようにしっかり流れを汲んで制作するのが一般的な流れですが、西の場合はそれを全部省いてデザイン・コーディングのような実制作を先にやってしまったようなイメージですね。
もっとクオリティの高い作品が作れていれば自分に自信が持てたでしょうし、企業からの印象も良くなる可能性は高くなるはずです。本当に後悔していることの一つですね…。
参考程度に、西のポートフォリオサイトを覗いてみてください。現在リニューアル検討中です!
https://main-west-aka-haru24.ssl-lolipop.jp/
また、作品についてはwantedly・instagramにも掲載しています。こちらもよければご覧ください!
wantedly:https://www.wantedly.com/id/takaharu_nishi
instagram:https://www.instagram.com/hrt_nsk/
◆狭き門を潜るために!就職した今だから言いたい、Web業界で良い反応がもらえる作品の制作方法
これからWeb業界に就職するにはかなりの努力が必要です。
コロナが流行って、ほとんどの書類審査(ポートフォリオ)がメールなどで送ることになり、従来の書類審査のような直接みてもらう機会も徐々に減ってきています。
メールで書類を提出するということは、ポートフォリオの制作プロセスや人柄も加味しながらの評価がほとんどなくなることと同じです。
ポートフォリオを見せて、気づくとお祈りメール。西もたくさん経験しました。
ポートフォリオが通らないのはみなさんが思っている以上に傷つくので、就活に対してのモチベーションを下げる原因にもなります。
そうならないよう、西と一緒にWeb業界で良い反応がもらえる作品の制作方法をやっていきましょう!
◯自己分析をしよう
「え?制作物なのに自己分析なの?」と思った方もいるかもしれません。
実は自己分析は、作品制作をする上で非常に重要なことです。
例えば、あなたが「Web制作会社」に入りたいとしましょう。
「コーポレートサイトの制作を主に行っている会社」なのか「スマホアプリの制作を主に行っている会社」なのかではポートフォリオの評価基準が違ってきます。
・コーポレートサイトの制作がメインの会社
→「コーポレートサイトの作品はあるのか」「コーポレートサイトのクオリティはどのくらいなのか」
・スマホアプリ制作がメインの会社
→「スマホアプリもしくはWebアプリの実績はあるのか」「プログラムの技術はどのくらいなのか」
上記のようにWeb制作会社といってもポートフォリオの評価基準が違っていたりします。
みなさんが希望している企業もほとんどがそうです。
そのため、自分が入りたい企業がどんな評価基準を持っていそうかを考えていないと作品の雰囲気や種類がバラバラになってしまいます。それを防ぐためにもまずはしっかり自己分析を行い、自分の入りたい企業を明確にしましょう!
自己分析についてはこのブログが参考になるかと思うので、是非覗いてみてください!
・【新卒】採用担当が話す、学生時代に就活でやっておきたかったこと ~自己分析~ #01
・【新卒】採用担当が話す、学生時代に就活でやっておきたかったこと~自己分析の簡単3ステップ~ #02
◯Web業界でどんな作品が重視されるか考え、制作予定リストを作ろう
自己分析が終わって希望の企業が具体的に決まったら、
今度はその企業の評価基準を予測して制作物の制作予定リストを作りましょう。
学生に多いですが、思い立ったらすぐに制作に移してしまう傾向が強いです。
確かに作品を作るのは大切なことですし、すぐに作りたい気持ちもわかります。
ただそうしてしまうと、「取り掛かった制作物を先に終わらせないといけない」といった錯覚に陥ってしまい、その作品の細かい部分の修正に時間をかけすぎてしまったり、結果的に他の作品を作る時間がなくなったりしてしまいます。
それを防止するためにまずは制作予定リストを作りましょう。?
ちなみに、新たに作品を作るだけでなく、既存作品のブラッシュアップもおすすめです。
みなさんが思っている以上に、磨けば光る原石があるかもしれません。
西もブラッシュアップしたことで載せることが可能になった作品がいくつもあります。
ぜひ取り組んでみてくださいね。
◯実際の制作に入ろう
制作物のリストが出来たらいよいよ、実際の制作に入ります。
ご存知の通り、実際の作品制作もかなり時間がかかるので、
ここに関してはまた別の記事で詳しく書くことにしますね。
◆制作しただけで終わっちゃいけない!ポートフォリオサイトを作ろう
実際の制作が終わって、作品も揃ってきた。もうやることはない!
…というわけではないんですね。
ご存知かと思いますが、作品を載せるためのポートフォリオサイトも作らなければなりません。記事を書いている西はというと、恥ずかしながら、案の定作品を作って満足していた一人です(笑)
作品を折角作っても、それが魅力的に見せられる場所がないかぎり、採用担当の目には届きません。
ポートフォリオサイトを作る時間も考慮しながら作品制作を行って、余裕のある就活をぜひ作ってください!
◆まとめ
今回は、ポートフォリオ充実のための作品制作の考え方についてお伝えしました。
作品はいわば「あなたの顔そのもの」です。
作品で「この人良いかも」と思わせることで、デザイナー就職にグッと近づきます!
ぜひ今回紹介した流れに沿って作品制作に取り組んでみてくださいね!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。