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Webマーケティング 「この会社、魅力的かも!?」と思ってもらうための秘訣 採用サイトの目的明確化の重要性とは
2023年11月10日
「この会社、魅力的かも!?」と思ってもらうための秘訣 採用サイトの目的明確化の重要性とは
前回は「採用サイトにおけるターゲット定義の重要性」についてお話ししましたが、ターゲットを明確にした後は、採用サイトの目的を明確にする必要があります。
採用サイトの目的を明確にすることは、実はかなり重要です。採用サイトの目的を明確に定めることは、ターゲットを特定することと同様に、決定的な役割を果たします。ということで今回は、「採用サイト目的明確化の重要性」について、3つの理由に触れながら話をしていきます。サイトの目的がはっきりしていると、サイト全体の方向性が定まり、求める人材に対してより魅力的なメッセージを伝えることが可能になります。自社が定めたターゲットに対し、「あ、ここは自分にぴったりの場所だ」と思ってもらうためにも、採用サイトの目的をきちんと定めていきましょう。
採用サイトの目的を決めるのが重要な理由
1.採用サイトの方向性を確立するため
目的を決める1つ目の理由は、採用サイトの方向性を確立するためです。採用サイトの方向性が確立することで、ターゲットにとって魅力的な情報を掲載したり、魅力的なデザインを制作したりするための手助けとなり、魅力を感じてもらいやすい採用サイトとなります。
例えば、IT企業の採用サイトの目的が、「説明会への応募」の場合だとします。このような目的だとすると、どのようなコンテンツが必要でしょうか。応募させるためという目的であれば、採用サイトには「入社したいと思わせるコンテンツ」が必要です。入社したいと思わせるコンテンツとは、ターゲットが入社の決め手として最重要な情報を魅力的に発信できているコンテンツです。「新しいことにチャレンジしている」や「チーム内のコミュニケーションが活発である」など、ターゲットによってさまざまなコンテンツが考えられます。
ただ、採用サイトの目的は「応募させるため」だと思われがちですが、実はそれだけではありません。「会社説明会へ申し込みさせるため」や、「セミナーに参加させるため」など、企業によっては目的が様々です。例えば「会社説明会へ申し込みさせるため」という目的であった場合、「会社に対して興味を持ってもらえるコンテンツ」が必要になります。具体的には「現場の人が、1時間の説明会で会社の本音を語ります」などのコンテンツがあれば、会社のことを知らないターゲットも、「聞いてみたいな」と説明会に申し込んでくれる可能性があります。また、会社のことを知らない求職者は、「応募する」というボタンがあっても押しにくいかもしれません。それを踏まえると、 ?ボタンも「説明会に参加する」とすることで、ハードルを下げ母集団を形成しやすくなります。
このように採用サイトの目的が変わると、採用サイトに掲載するコンテンツ、訴求する情報がガラリと変わります。目的を決めることによって、ターゲットに対する訴求力が増した、魅力を感じてもらいやすい採用サイトを作り上げることができるのです。
2.ゴールまでの誘導経路を最適化するため
目的を決める2つ目の理由は、ゴールまでの誘導経路を最適化するためです。ゴールまでの誘導経路を最適化することにより、応募プロセスをスムーズにし、応募者の利便性を高めます。また、ゴールに至るまでの時間を短くすることもできます。
例えば、採用サイトのゴールが「応募させる」だった場合、ユーザーがサイトを訪れた際に、シンプルなナビゲーションとわかりやすい応募ボタンの設置が必要です。そうすることで、迷うことなく応募ページにたどり着けるようにします。これに対して、「会社説明会に申し込みさせる」という目的ではどうでしょうか。この場合、説明会に参加させることが目的なので、エントリー時に入力する情報は最小限でも問題ないですよね。極端な話、「名前やメールアドレスなどの基本情報だけでOK!」と訴求することで、申し込みのハードルも下がります。また、説明会での参加者を増やしたい場合などは、「友達を誘ってぜひご参加ください」などの情報を強調することで、参加者数が増えるかもしれません。
採用サイトを訪れた求職者が応募・申込しやすいサイトを作ることで、ゴールを達成する確率も上がりますし、求職者からのイメージ低下も防止できます。採用サイトの目的を決めると、このようなメリットもあるのです。
3.採用サイトの評価基準を明確にするため
目的を決める3つ目の理由は、採用サイトの評価基準を明確にするためです。採用サイトの評価基準が明確になることで、採用サイトの効果を正確に測定でき、改善に必要な具体的なフィードバックを得ることができます。
例えば採用サイトの目的が「ターゲットを会社説明会に申し込ませる」だった場合、説明会参加者のうち、自社のターゲットに当てはまる人がどのくらい参加しているか、という評価基準になります。説明会参加者のうち、ターゲットの割合が少ないと、採用サイトの効果はあまり出ているとは言えないでしょう。ターゲットの説明会参加が少ないのであれば、採用サイトで、ターゲットにとって魅力的な情報を掲載できていない可能性があると推測できます。このように、評価基準が明確になることで、結果から採用サイトをどう改善すべきなのかという対策もより具体的になります。
例えば、ターゲットが仮に「20代の女性」だった場合、女性が働きやすい職場であることをアピールできる、女性社員へのインタビュー内容や、女性に対する社内制度が充実していることを訴求するコンテンツがあると、ターゲットに魅力的に思われやすくなります。また、ターゲットに親近感を持たせるため、「会社説明会で説明する担当者は、女性が担当しています!」などをアピールすると、女性でも会社説明会に参加しやすくなりますよね。
目的を設定し、評価基準が明確になると、採用サイトの改善も、自社の目的に基づいて行うことができます。的外れな評価をした結果、無駄な作業を実行してしまい、時間を棒に振らないためにも、採用サイトの目的明確化はかなり重要なフェーズなのです。
まとめ
採用サイトの目的を明確にし、それに基づいた内容を取り入れること、またサイトのパフォーマンスを定期的に評価し改善していくことが、効果的な人材獲得とサイト成功の鍵となります。これにより、採用サイトはその潜在能力を最大限に発揮し、企業にとって重要な資源となるでしょう。ただ、採用サイトの目的を決めるだけでは、まだ不十分です。目的を決めた後は、目的が達成された、と証明する目標数値設定が必要となります。この、採用サイトの目標を設定する理由・重要性について執筆していますので、ご興味があればぜひ。(採用サイトにおける採用サイトの目標明確化の重要性)今回の採用サイトの目的の明確化の具体的な方法については、別の記事でも紹介しますので、そちらも是非ご覧ください。
今回説明した目的の明確化をするには、かなり時間を要しますし、一人では解決できないこともあると思います。少しでも悩みがある場合は、私たちも寄り添って解決させていただきますので、お気軽にご連絡ください。
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