Web運用のヒント Googleが8月のスパム更新を告知。今やる点検
2026年09月16日
Googleが2026年8月18日、「2026年8月のスパムアップデート(August 2026 spam update)」の展開を公式に告知しました。検索順位が動く可能性のある更新です。この記事では、専門用語をかみ砕きながら「何が起きたか」「自社サイトへの影響」「今やること」を、発注側のホームページ担当者が自分で確認できる粒度でまとめます。
Googleスパムアップデートとは何か(何が起きたか)
Googleは2026年8月18日、公式の「検索ステータス ダッシュボード」で「August 2026 spam update」の展開開始を告知しました。これはGoogleの検索スパムに関するポリシーへの違反が目立つページを、検索結果で下げるための更新です。
「検索ステータス ダッシュボード」とは、Googleが検索結果に影響する大きな変更や障害を公式にお知らせするページのことです。SNSのうわさや業界ブログではなく、ここが一次情報になります。今回の告知はこちらで確認できます: UPDATE: August 2026 spam update(Google 検索ステータス ダッシュボード)
スパムアップデートは、Googleがこれまでも定期的に実施してきた更新の一種です。展開(ロールアウト)には日数がかかる場合があり、その間は検索順位が上下しやすくなります。今回の正確な展開期間や完了日は、上記の公式ダッシュボードでご確認ください。本記事の公開時点で当社が把握しているのは「2026年8月18日に告知された」という事実のみで、完了時期や影響範囲の具体的な数値は公表情報の範囲を超えて推測しません。
この節の持ち帰り: まず上記ダッシュボードをブックマークし、「2026年8月18日に告知」というタイミングをメモしておきましょう。あとで自社の流入変化と重ねて見るための基準日になります。
これが自社サイトにどう影響するか(当社の見解)
通常どおり読者のために作られたサイトであれば、スパムアップデートで大きく順位を落とすことは考えにくい、というのが当社の見解です。影響が出やすいのは、検索順位を上げる目的だけで作られたページやリンクを持つサイトです。
Googleがスパムポリシーで問題としている代表的な類型を、発注側の言葉に置き換えると次のようになります。
- 中身の薄い記事の量産: 検索でヒットさせるためだけに、内容の乏しい記事を大量に作る
- 自動生成コンテンツの乱用: ツールやAIで生成した文章を、人の手を加えずそのまま大量公開する
- 自作自演リンク: 順位を上げる目的で、自分たちで作った別サイトから相互にリンクしたり、リンクを購入・交換したりする
- 他人のサイトの評価の間借り: 評価の高いドメインや期限切れドメインを使って、無関係な内容を上位表示させる
これらはいずれも「読者のためではなく検索エンジンのため」に作られたものです。裏を返せば、取引先や見込み客に読んでほしくて書いたページなら、基本的に恐れる必要はありません。
ここで正直にお伝えすべき限界があります。検索順位の変動は、スパムアップデートだけでなく競合の動き・季節要因・他の更新など複数の要因が重なって起こります。順位が下がった=スパム判定を受けた、と即断はできません。当社では顧客サイトの検索データ(Google Search Console)を定期的に監視していますが、それでも「この変動はこの更新が原因」と断定するのは難しく、複数の指標を突き合わせて慎重に判断しています。
なお、しばしば混同される「コアアップデート」との違いも押さえておくと安心です。コアアップデートはサイト全体の評価の見直し、スパムアップデートはスパムポリシー違反への対応、という役割の違いがあります。どちらも順位変動を起こしますが、対処の考え方が変わります。
もう一点、当社の基本スタンスとして。Googleは公式に「検索やAI検索での表示のために特別な最適化は不要」「ページ数が多いからといってサイトの品質が高くなるわけではない」と明言しています。小手先の量産ではなく、読者に役立つ独自の内容を積み上げることが、スパムアップデートに最も強い対策です。
この節の持ち帰り: 自社サイトについて「①順位のためだけの薄い記事はないか ②他社に頼んで不自然にリンクを増やしていないか ③外注記事を中身を確認せず公開していないか」の3点を自問してみてください。1つでも心当たりがあれば、次の節の点検を優先します。
あなたのホームページで今やること(手順と判断基準)
まずGoogle Search Console(通称サーチコンソール、以下GSC)で、2026年8月中旬以降に検索からの流入が急に減っていないかを確認します。減っていれば、薄い記事と不自然なリンクを点検します。あわてて記事を削除するのは、確認の後です。
GSCとは、Googleが無料で提供する、自社サイトが検索でどれだけ表示・クリックされているかを見られる管理ツールです。導入していれば、順位変動の影響をいち早く数字で確認できます。
発注側の担当者が自分で進められるよう、点検リストにしました。メモ帳などにコピーしてお使いください。
【スパムアップデート点検リスト】
□ GSCの「検索結果のパフォーマンス」を開く
□ 期間を「過去3か月」にして折れ線グラフを見る
□ 8月18日前後で「クリック数」「表示回数」が急落していないか確認
□ 「ページ」タブで、特に大きく下がったページを特定する
□ 下がったページが「順位のためだけに作った薄い記事」でないか読み返す
□ 過去に外部業者へ依頼した「被リンク獲得」「相互リンク」がないか確認
□ 判断に迷う変動は、1〜2週間ようすを見てから対応を決める
判断基準は次のとおりです。
- 少し下がった程度で、内容に自信がある: 展開中の一時的な変動の可能性が高いので、あわてて触らず経過を見ます。
- 特定の薄い記事だけ大きく下がった: その記事を「削除」ではなく、まず「読者に役立つ内容へ書き直せるか」を検討します。統合・加筆で価値を高める方が安全です。
- 不自然なリンクに心当たりがある: どこからリンクされているか(リンク元)をGSCの「リンク」レポートで確認し、自作自演にあたるものは外す・否認するなどの対応を検討します。ここは判断が難しいため専門家に相談することをおすすめします。
GSCをまだ導入していない、あるいは見方が分からないという場合は、この機会に設定しておくと今後の更新にも備えられます。当社では顧客サイトのGSC設定・監視を代行しており、「今回の更新で影響が出ているか」の診断からお手伝いできます。
この節の持ち帰り: 今日は「GSCで8月18日前後の折れ線グラフを見る」ところまでで十分です。急落がなければひとまず安心、急落があれば上記の判断基準で優先順位をつけましょう。
自社サイトが今回のスパムアップデートで影響を受けているか分からない、GSCの見方や設定に不安がある——そんなときは、福岡のWeb制作・AEO対策会社である当社にご相談ください。検索データの診断から、薄い記事の改善・リンクの点検までお手伝いします。お問い合わせはこちら
よくある質問
Googleスパムアップデートとは?
スパムアップデートとコアアップデートの違いは?
検索流入が減ったか確認する方法は?
自作自演リンクとは?
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