2013年01月19日

社長ブログ

ストップ・ロス・オーダー

会社の中では、悩みは尽きません。

 特に僕は、小さな会社ではありますが、社長をさせてもらっているので、毎日のように、いろんな事が起こるので、いつも悩みがあります。

 ただ、悩みをなるべく少なくする方法もあります。今回は、一例として、「ストップ・ロス・オーダー」を紹介します。

 損害が広がっているのに、将来、もしかすると良いことがあるかもしれないと期待して、同じ行動をとり続け、さらに損害を広げることってありませんか?

 具体例としては、「営業に何度もお客様から呼ばれるが、成約ができない」。

 営業費用(交通費&人件費)がかさんでいき、最悪のケースは、結局失注をしてしまう。

 これを繰り返すと、被害は増すばかりです。当然ながら営業が成果をあげるための精度を上げていく必要性はあるのですが、お客様もさまざまなので、「歯止め」をあらかじめ、考えておく必要性があります。

「ストップ・ロス・オーダー」とは、株取引の用語でよく使われます。

 いわゆる損切注文のことで、ある値段まで下落したら売るという注文を出しておくことで、損失を最小限に抑える方法です。

 この考え方は、ビジネス全般に使えます。たとえば、「お客様に営業訪問するのは2回まで」、「何か、インターネットで調査するのは1時間まで」というように、制限を設けておき、その制限まで実施したら、別なことを実施するというように決めておくのです。

 そして、その期限がきたら、いろいろ考えずに、きっぱり止めるのです。

 はじめは、精神的に抵抗感がありますが、悩み事が減りますので、結果的に精神的に楽になりますね。

 この考え方は、もちろん、プライベートでもビジネスでも使えるので、試してみてはいかがですか?