2017年08月10日

社長ブログ

「出来ない」と言うことは、難しい

九州松下電器で技術者であったときに、「出来る」、「出来ない」を素早く判断することが能力のある技術者であり、解決案がすぐに思いつかなければ、「出来ない」と答えるのが正解と思っていました。

ある時、当時の部長に、「仕事をしている上では、『出来ない』と言うのは、本来は難しいことなんだ」と教えてもらったのを、今でも覚えています。

つまり

一つでもできる方法があれば、出来ると言える。

すべての方法を否定できないければ、出来ないと言える。

仕事をするうえで、すべての方法を考えることは、難しいのは言うまでもありません。

さまざまな方法を考えることは、すぐにはできません。

だから、「出来ない」と即答するのは考えていない証拠につながるのです。

技術者は、仕事をするうえで、「出来る」、「出来ない」を答えるのは日常的に多いのですが、それ以来、出来ないと答えにくくなりました。

皆さんは、日常的に「出来ない」と言うことが、もしかすると習慣になっていませんか?