制作ノウハウ 「デザインセンス」は自分で身につけられるもの
2017年01月20日
「デザインセンス」は自分で身につけられるもの
「自分に才能がない」せいでデザインができないと、
ぶち当たってしまうことってありませんか?
才能がない→だから何をやっても、いいものが作れない→私の目指した道はこれでいいのだろうか…とぐるぐるめぐり、悪循環がつづくという・・・。
もちろん、人間誰しも「得意・不得意」があるので、個人差はあるでしょう。
しかし、「センスは知識から始まる」の著者 水野学さんはこう唱えます。
「センスは、特別な才能の持ち主にしかないものではなく
誰でも知識を蓄えることで、身につけることができる。」
私がデザインを始めたばかりで力がないころにこの言葉を聞いても
「うそばっかり!才能がある人に言われてもなあ」と
聞く耳持たなかったでしょうが・・・
今になって思うと、この言葉は腑に落ちます。
自分が始めたころに比べて格段にデザインが
できるようになったのは、
自分の才能ではなくて、「知識の積み重ね」。
当時できなかったのは、単純に「経験不足」だけだと感じます。
自分のデザイン力はまだまだですが、
年々、デザインは「深くて面白い」と感じるように
なってきたところです。
やっぱりここまでなるには、苦痛なこともありますが、
積み重ねが必要なのだと改めて感じます。
では、デザインの知識を身につけるにはどうすればよいか。
ざっくりと自分なりにまとめると、以下のことを実践するとよいです。
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いいと思うデザインを
・とにかくたくさん触れる:自分の中でストックを蓄えるため
・なぜ良いのか考える:論理的にデザインをする力がつくため
・真似する:制作スキル向上のため
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あとは、「自分の分野でないものでも、目を引くものは
とりあえず見てみる」、というのも、幅が広がってよいそうです。
「センスは知識の積み重ねることで、向上する」ということを
知っておく。
そうすれば、仕事であり、学業であり、デザインにぶち当たった時に「自分の才能がもっとあれば・・・」という、根本的な問題から目をそらすことがなくなるのではないかと思います。